2002y、2003yにフォルクスワーゲントロフィーGTIカップに出場した、思い入れのあるゴルフです。
走行距離は35000キロと、この年式としてはかなりの低走行距離。レースの役目を終えてからは車検を取ることもなく、スズキワークスの敷地内をうろちょろしているだけなので当たり前でしょうか。
外観は、レースで使われていた時とは見違えるほどオリジナルに戻されたGTIですが、中身はこだわりを持ったものになっています。軽量化のためにドア内の電装品は取り外され、手動式のウインドウレギュレーターに変更されています。少し不便ですが、集中ドアロックやリヤワイパーもついていません。エアコンはついてますので快適です。エアコンとパワステがついてれば十分ですね。
エンジンコンピューターはロムチューンされており高回転の伸びと排気音が力強くなってます。
また、純正コンピューターの端子にモーテックの配線をつなぎあわせたワンタッチコネクターを作成してありますので、純正コンピューターを交換する手軽さでモーテック制御に変更でき、NAエンジンの楽しさを引き出せます。
ミッションは02Aから020のタイプに変更されています。020はゴルフ2やゴルフ3GLI/CLIに使われているミッションです。クラッチの容量は小さくなりますが、フライホイールとミッション本体の重量が軽くなり、車両重量の軽量化になります。フライホイールの軽量化によって、従来の高回転にまわすとなかなかエンジン回転が落ちてこなかったエンジン特性がゴルフ2GTIのようなきびきびしたエンジンに変わってます。
今年こそは車検をとってストリートデビューですかね。

現在はステッカーがはがされ、ホワイトに塗装されたモールとバンパーはオリジナルのブラックに戻してあります。

フロントドア、リヤドア共に、手動式ウインドウレギュレータに変更、集中ロック、スピーカーを取り外し
配線がない状態です。ライトウエイト仕様です。


GTI CUPの出場車両に取り付けられたプレートが、エンジンルームにあります。
純正コンピューターチューニングの場合
ロムのデーターを書き換えます。
左の画像はコンピューターロムの点火タイミングを表示しています。
左下になるほど高負荷、高回転になり進角数が多くなっています。
モーテック制御の場合
モーテック変換コネクターを使います。(自作)
純正コンピューターの中身をなくし、端子の後ろ側にモーテックの配線をつなげてあります。これを使えば純正コンピュータとモーテックの交換が簡単できます。


純正シートがついてます。
乗車人数は2名に変更登録され、リヤシートは取り外してあります。


エアコン付で、天井、フロアマットは取り外してないので快適です。